路線バスで無事に到着した「ひめゆりの塔」
子供の頃に来ているのに全く記憶がなく、初めて訪れた感覚です。
入り口からすぐのところに「沖縄陸軍病院第三外科壕跡」がありました。
上から見ると思っていたより間口は狭く感じます。柵の前からはよく見る事はでき
ませんが、壕の中から見上げた空はどのような感じだったのだろうか?
戦闘機からの爆撃がひっきりなしに落とされるから、灰色だったのだろうか。
そんな中でも沖縄の綺麗な青空を垣間見る事が出来たのだろうか、、などと
当時に思いを馳せました。
お参りをしてから、平和祈念資料館へ入ります。時間はたっぷりとったのでじっくり
見ることに。
事前に関連書籍をいろいろと読んでいたので、全体的な流れは理解していましたが
展示室に飾られている戦争が始まる前の学徒生の写真は、難関を突破し憧れの学校に
入学をした楽しい学生生活を送る女子学生の姿でした。
一人一人ニックネームがあったり、カメラを向ければ笑顔でポーズをする女子高生達。
そして展示室が戦場へ変わると一変します。
当時の手術で使った器具や洋服、食料調達、兵士達の看護、これが高校生がやっていな
のか、、と愕然としました。
フィルムで生存者のお話を聞ける展示室もありました。
外国からの観光客も多く、皆、静かにじっくりと見ていました。
観光地にもなっていますが、ここは絶対に来るべき場所だと改めて思ったのでした。